やりたいことが増えてきて、時間が欲しくて
今年の夏から、小さなサロンを始めました。
そしてタイミングよく、介護士の学校で講師をすることも決まりました。
そんな流れもあって、1年続けた週1回の夜勤バイトに区切りをつけました。
時給も良くて生活の助けにもなっていたし、辞めることは簡単じゃなかった。
ただ、やりたいことが増えて、もっと時間が必要になったんです。
私は、仕事に対して真面目すぎるタイプです(笑)
私はどちらかというと「キッチリ、カッチリ」するタイプ。
仕事に関しては面倒なことでもちゃんとやりたいし、人に負けないレベルでできることが自慢でもあります。
その分、質問もたくさんするし、細かく分析して自分の中に落とし込むまで時間がかかることもあります。
介護の現場は、命を預かる職場です。
夜勤は週1回だけでも
- 風邪や体調不良の方がいませんように
- 事故や転倒がありませんように
と願いながら毎回出勤していました。
もし事故につながるような言動があれば、忖度なくしっかり伝えました。
暴言や暴力のある方には真剣に向き合いました。
毎回お薬を落とそうとする利用者さんには、真っ向勝負で対応していました。
終わるたびに
「今日も何事もなく終われた」
という安堵と感謝でいっぱいでした。
見てくれていた人がいた
そんな私の働きを、あるご利用者さんは毎回見てくれていました。
その方はほぼ自立されていて、ご自分のことをご自分でされる方でした。
ポータブルトイレのお掃除にお邪魔する時にいつもこう言ってくれました。
「いつもありがとうございます。」
そして時々、こんなふうに言ってくれたんです。
「いつも素敵です。憧れていますよ。」
正直、私は驚きました。
何だか私は、おじいさん・おばあさんに好かれるタイプみたいです。
きっと、髪型がキッチリしてるからかな…なんて思いながら(笑)
私は最後の勤務の後、その方の部屋に挨拶に行きました。
するとその方は、
「ハキハキしていて、気持ちのいい方と思っていましたよ。
高貴な方で、初めて素晴らしいと思った方でした。
とっても残念です。」
と言ってくれたんです。
聞いた瞬間、心の奥がじんと熱くなりました。
「私のほうこそ、貴方のように歳を重ねたいと思っていましたよ。」
そう思いながら感謝しました。
優しい別れ方を選びました
他のご利用者さんには、私が辞めることを伝えると悪影響になることもある。
だから、私はそっといなくなる選択をしました。
職員の方にも最後の日に伝えたとき、
こんな言葉をいただきました。
「一番働きやすかったです。」(女性職員)
「○○さんの働きを見て、キッチリしていて学ぶことが多かったです。」(男性職員)
そう言ってもらえたことが、すごく嬉しかったです。
私を見て学ぼうと思ってくれる人がいることは、何よりの励みでした。
私もまだまだ学ぶことがあるから、これからも気づきを大切にしていきたいです。
新しい道に気持ちを向けて
講師の仕事。
初心を思い出しながら、人に教える中で、自分自身もまた学べる。
こんなチャンスをもらえたこと、本当にありがたいと思っています。
辞めた夜勤バイトの経験は、全部私の糧になっています。
今、思うこと
時間を区切って本当に良かった。
やりたいことに向かう時間が持てて、
今まで以上に自分の人生を大切にできるような気がします。
働き方はひとつじゃない。
仕事のカタチも、関わる人との距離も、変えていい。
介護の仕事を好きで一生懸命してしまう方こそ、いい距離感で仕事に向き合うことをお勧めしたいです。
そして、今まで出会ってくれた人たちに、心からありがとう。

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