最近の気づき

「話し合うことが苦手」──家庭と仕事で違う自分

私は50歳になった今でも、家族との話し合いが苦手です。
それに気づいたのは、仕事での自分とのギャップでした。

仕事では話し合えるのに、家ではできない

仕事では問題が起きたら話し合い、原因を突き止めて解決策を考える。それが当たり前にできるのに、家庭ではどうしても避けてしまう。
気まずくなりそうな話題を避けたり、感情的に否定して終わらせたり…。
冷静に話せばいいのに、なぜか家族相手だと難しいのです。

「話し合い=ケンカ」という記憶

振り返ると、子どもの頃から両親としっかり話す機会が少なかったように思います。
特に父は、感情むき出しでけんか腰の話し方をすることが多かった。
「話し合い」というより「怒鳴り合い」に近いもので、子どもながらに「こういうふうになるなら、話し合いなんてしない方がいい」と思っていたのかもしれません。
だから「話し合えば解決する」という感覚が育たなかったのだと思います。

「話したいときに親がいない」環境

もうひとつ、影響しているかもしれないのが、両親が忙しかったこと。
父は夜の飲食の仕事をしていて、母も手伝いに行っていました。
そのため、私が「話したい」と思ったときに親が家にいないことも多かった。
相談したくてもできない、寂しくても黙っているしかない──そんな日々の積み重ねで、「話すことをあきらめるクセ」がついてしまったのかもしれません。

話し合いを避けるクセ

その影響なのか、大人になっても私は家族との話し合いを避けてしまいがちです。
「これを言うと、もめるかもしれない」「どうせ感情的になるだけ」と思うと、つい話すのをやめてしまう。
あるいは、自分自身が感情的になってしまい、うまく話し合えないこともあります。

変えたい気持ちはあるけれど…

このことに気づいてから、「家族との話し合いを大切にしよう」と思うこともあります。
でも、いざその場になると昔のクセが出てしまい、つい避けてしまう。
「もういいや」「面倒くさい」と思ってしまうこともあります。

まずは小さな一歩から

このままではいけないと思いつつ、いきなり家族と深い話をするのは難しい…。
だから、まずは簡単な会話から増やすことを意識しようと思っています。
「今日はどうだった?」と聞いてみるだけでもいい。
少しずつ、「話し合い=感情のぶつかり合いではない」ということを、自分の中で書き換えていけたらと思います。

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